小島あきら読み切り ガンガンJOKER5・6月号 感想

まほらば、まなびや、わ!と小島あきら作品の再読してたら読み切りの感想がまだだったことを思い出した。原作担当の「みえぬなにかのみるなにか」は別に買わなくても…と思ってたのに試し読みが面白くて結局雑誌に手を出したというね。
<あらすじ>試し読みは1話のみ。雑誌は4話(94ページ)もあるので読み応えは十分。
彼女はもうずっと霊である。「普通」の人間は、とうに視飽きているのである。
そんな彼女の前に現れたのは、自動車にひかれてもケガ一つしない普通でない男の子、西京くん。
西京くんの望みは普通に恋愛することで――。
小島式ラブコメの進化系!「みえぬなにかのみるなにか」(原作:小島あきら 作画:須賀めぐる)試し読み♪ | ガンガンJOKERおまけ

心配してた作画は担当の人が小島あきらの絵にかなり寄せてて、キャラのリアクションや演出も合わせているおかげでそんなに違和感なく読めた。幽霊の子は一見ポーカーフェイスっぽいのに意外と表情コロコロ変わって可愛い。

ちょくちょくゲームネタを挟むのは相変わらず。右の古橋さんの作画はまほらばとかでアシスタントが描いてたモブキャラでこういう子がいた気がする。モブ以外でこういうツンツンした作画の子は珍しいような。
今までと違うのは下ネタ率の高さぐらいか。西京の母親と古橋さんが全く自重する気配がない。この2人はエロールと同レベルかある意味彼より強烈かも。
ストーリーの方は1話も良かったけどキャラ出揃ってからの4話はキャラ可愛いし構成もしっかりしてるしで原作担当だけでも小島あきらの存在感が出てたと思う。

4話の最初の「この世に私が視れないものはない ただ一つを除いては…」がラストのシーンにかかってるのが凄く良い。幽霊の子の浮かない表情とモノローグも相まってせつない…。

ノリノリでピースして心霊写真になるかと思ったら速効真顔に戻るのが4コマっぽい流れで好き。

去年の読み切りの続きは6月号の方で、JOKER公式サイトにちっちゃく書いてあるだけで危うく見逃すところだった。一応毎月確認してて良かったわ。

こちらは前回同様作画もやっててノリも変わらずと安定したクオリティ。5月号と比べるとページ少なくて物足りないけど何ページも描けるほど回復してないなら仕方ないか。

本人の作画でこういう表情見るとなんだかホッとするのは自分だけじゃないはず。
まほらばの連載終わった後の読み切りと今回の2作で単行本1冊分はストック溜まってるだろうし読み切り集出してほしいなあ。
みえぬなにかのみるなにかは今後幽霊の子がどう関わっていくか気になるし、彼女の素性も分からないままなので続きに期待したい。まなびやの続きも待ってます。
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