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まほらば~Heartful days Blu-ray BOX 感想

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RYO
まほらば BD-BOX 01
初めてみた深夜アニメで色々と思い出深い作品。放送コードの関係で作品の根幹を成す多重人格の設定が変わっている中、オリジナルの展開も交えつつ綺麗にまとめた良作。

終盤の黒崎親子の話と最終回のEDは何度見ても涙腺にくるわ…。


「まほらば~Heartful days」Blu-ray BOX

まほらば BD-BOX 02
BDの収録内容はDVDのときと変わってないはず。本編や映像特典を含めてBD5枚組。6枚目はOPEDにキャラソンをまとめたCD。DVDと違って映像特典が全て1枚にまとめてあるのが良いところ。

まほらば BD-BOX 03
封入特典の絵本「うめぼし姫」はDVD9巻特典の復刻版。EDと最終回の絵本の内容をまとめたもの。

まほらば BD-BOX 04
もう一方の封入特典のブックレットは全60ページ。内容はキャラクター紹介に関するものが殆どで、キャストインタビューはDVD4~9巻の再録。DVD9巻の監督と作者コメントの再録もある。

作者描き下ろしのイラストと4コマ、公式の特典内容に書いてなかったBD-BOX化に伴う作者インタビューはそれぞれ1ページずつ。この手の漫画の桃さんと珠実の掛け合いの安心感よ。

新井里美と白石涼子の対談は全3ページ。それぞれ初めてのヒロインと男性主人公ということで2人ともかなり思い入れのある役らしい。

まほらば BD-BOX 05
BDとDVDを比べるとこんな感じで厚みは1/4以下。縦横のサイズはまほらばの単行本と同じくらい。


既にDVDやCDを持ってるので特典としては正直ちょっと物足りない感じ。個人的にCDは未収録曲も含めたサントラが欲しかったけどOPEDに比べると需要微妙だろうし、全曲となると1枚に収まらないからこれが無難かねえ。





以下は久々に視聴したアニメの感想。アニメ見返すにあたって原作の再読もして両方に触れた内容になっているのでネタバレ注意。


基本的に芯の部分は原作通りとはいえ、1話にするには足りない部分をオリジナルで補完して話を膨らませたり、使わなかった話の一部を他で流用したりといった細かい工夫がいちいち上手い。

例えば原作ではシリアス一辺倒の黒崎親子の話の合間に鳴滝荘で待つ住人達のシーンを入れたり、4コマ演出を挟んで空気が重くなりすぎないよう調整したりとアニメならではの演出が随所に見られる。

それでも作品の世界観や雰囲気はしっかり再現してて、作者の「どうかこの『まほらば』というお話をかわいがってあげてください」という要望がしっかり反映されてるなと。

原作未完でも割と原作通りのアニメ化が多くなった最近とは違って、当時はオリジナル展開で大幅に改変されて賛否両論なんてことはよくあったし、極端なものだとキャラ借りただけで原作とは全くの別物なんてものまであったからまほらばのクオリティには関心する。

一応まほらばも多重人格の設定変わってるのがとやかく言われたりするけど放送コード的に仕方ないわけで。そんな中しっかり原作尊重した作りになっててよくやってくれたと思う。



改めてアニメ24話以降のオリジナル展開と原作終盤を見比べると多重人格の原因と最終的な結末は真逆なのが印象的。
・アニメの多重人格の原因は両親に旅行勧めたら2人とも事故死、原作はおそらく両親による虐待。
・アニメは全ての人格が共存、原作は梢1人に人格統合。

前者は同じく両親が原因なのに意味合い的に全くの真逆というのがなんとも。

後者はオリジナル展開だからそうならざるを得ないとはいえ、原作ラストを知ってから見るとこの後大丈夫なのか、結局そのうち統合という流れになるのではと少しモヤッとしないでもない。

多重人格以外だとアニメ・原作ともに終盤でそれまで殆ど目立たなかった灰原さんがキーマンとして活躍したり、最終回タイトルが両方とも「まほらば」で鳴滝荘に脇役も含めて全員集合と結構共通点もあったりして興味深い。

アニメは予め原作からある程度の展開を知らされてたような気がする。逆に原作も多かれ少なかれアニメの影響を受けたりもしてそう。



10数年も前のアニメとしては作画のクオリティ高い上に、普通テロップ出すだけのワーニングアバン(テレビを見るときは~)や、次回予告にまでわざわざ映像用意したりしてて拘りが感じられる。

いつの間にか見なくなったワーニングアバンはともかく、最近のアニメでも次回予告に凝ってるものはあまり無い気が。その次回予告も原作の後書き地獄のリスペクトでたまに部長や脇役天国の面子に乗っ取られたりしてて芸が細かい。

作画は全話通してキャラ可愛く描けてるのはもちろんだが、何気に風景の描写が素晴らしい。17話「そらのいろ」、23話「紅葉の中で」はタイトルから想像できる風景が本当に綺麗で引き込まれる。



原作と同じくアニメでも唐突に始まる4コマ演出は今見ても中々斬新。何となく公式サイト見直したらあれも作者からの要望の1つだったんだねえ。

ーー普通のアニメで4コマのようにみせる演出はなかなかないですよね。
原作の方からもできればアニメの中に入れてもらえないかという打診があったので。ものは試しと、試行錯誤しながらやってみました。これといって変わったことはやってるつもりはないんですけど、強いていればワーニングをあえて作ってるくらいですかね。ワーニングというのは放送前に流れる「テレビを見るときには~」って部分で、ただテロップを流すのも放送を邪魔しているようで、それならば最初からワーニングを作ってしまえと。止め絵じゃなしに、少し動かして、まほらばのキャラクターでいろいろなパターンを作るのもおもしろいかなって思って。
まほらば ~Heartful Site

4コマ演出で流れる陽気なBGM(1/3ダースの夢)はまほらばとまなびやの4コマ読むとき自動で脳内再生されるぐらい気に入ってたり。あれのためにDVDやCD揃えたと言っても過言ではない。



細かいところにも注意して見たら以前は気付かなかったペル○ナ風のカットインや、ワーニングアバンの珠実のグルグル目、グラシア=ラボラスのスケッチ、グレートネコロンダーが表紙の絵本など原作の小ネタが散りばめられていて面白い。

おかいモノ回で原作だと「なんで日曜なのにランドセルしょってるの~?」なんて自虐されてたのがアニメでサラッと修正されてたのが笑う。

サクラverのワーニングアバンでTVのメーカー名が"MINATUKI"で読みが違ったり、OPで屋根の上の梢のヒールがサンダルに変わってるみたいな粗探しも地味に楽しい。



EDはアニソンの中では一番好きな曲かも。元気の出る歌詞とメロディに加え、絵本風の映像とのマッチングも凄く良い。

当時の放送は最終回を2話連続の1時間スペシャルでEDをフルで流すという変則構成で、そのEDの映像がこれまでの展開を振り返り且つ、曲に合わせて変わっていくのがもう最高で…。

間奏の4コマラッシュからCメロで曲・映像ともにしんみりさせてサビに名場面合わせてくる流れだけでもジーンときたのに、最後の最後でうめぼし姫の姿が変わる演出はほんとずるい。



細かいところまで良く出来た作品なので昔見たきりで殆ど覚えてない人は改めて見直してほしいなと思う。殆ど再放送や配信される機会がないから正直あまり知名度ない作品なのが惜しいなあ…。

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