ダストボックス2.5 6~8巻 感想
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本編の6巻に加えてTwitterのらくがき漫画をまとめた7~8巻で完結。本編終盤が駆け足だっただけに、らくがきの補完部分をしっかり本編でやって欲しかった感ある。
一応声優が題材の漫画なのに途中から完全に漫画家サイド目当てで読んでいて、全体的に声優同士のペアは盛り上がりに欠けたなあ。たぶん声優自体に全く興味ないせいなのもある。
主役の神君と日歌里は珍しい〆だったとはいえキャラも展開も弱め、早乙女と勇羽はファンクラブ絡みの方が面白い、梅木とみことは最初からくっついてるようなもの…という感じで色々と物足りなかった。
一方、声優同士以外のペアは展開的に真の主役感あった社長と杯音先生、終盤の展開とらくがきで猛烈に追い上げてきたカイ君と会長・星人と朋波はこれまでの作品ではあまり見ない感じのペアで新鮮味もあり中々楽しめた。

「このクソアニメのおかげで お前が声優事務所を作って 私の甥や後輩 その他もろもろの作品がいい感じになったのなら 私の一度目のアニメ化も 無駄ではなかった」からの「芥田さん アニメお疲れ様でした」は中学からの十数年に渡るこじらせ具合と本編で積み上げてきた展開もあってグッときた。
その後ちょっと杯音先生がデレて社長と手を取り合ってるところが7巻の表紙だよねたぶん。社長も止まっていた時間がやっと動き出して杯音先生のことを大人扱いできるようになったし、その後どんな付き合いしていくのか見てみたかった。
最終話に1話目の「下手糞は嫌だよ 作品に迷惑かけないで」を持ってきて〆る構成も良い。それを言い切った後の杯音先生の満足げというかしっかりやれよというような表情もあってこの人ほんとに報われたなと。
漫画家サイドは軽いノリでガンガン引っ掻き回す元キャバ嬢の円先生や、薄情なようで割と優しい担当編集の箔杖もキャラ立ってたし、何より台詞や小ネタから作者の漫画家やアニメ化を通しての経験活きてる感じがして、これまでの作品で仕事の描写に関しては一番リアリティあったと思う。
逆に声優関連の描写はお察しだったけど、仕事の描写少ない作品とはいえファミレスなり公務員なり漫画家なりの経験がある作品はネタの引き出しの多さとそれを活かす構成が上手いと感じる。
ダストボックスで漫画家キャラ出した上で漫画家メインの新作描くとも思えないし何気に勿体ない。そっち方面は『高津過去の漫画』で十分ってことなんだろうか。

改めて読むと結構ダストボックスで使ってたネタあるよねこれ。こっちも単行本化待ってます。

6巻の本編読む前だと7巻表紙がどう見ても事案。8巻表紙は1巻6巻で表紙を飾った2人より、らくがきの出番がメインで8巻で出番も多いX年後のカイ君と会長が見たかった。
内容は前作の『俺の彼女に何かようかい』に引き続き、連載と同時進行で描きまくってたTwitterのらくがき漫画を2冊にまとめたもの。
1冊に収まらないから1年でほぼ丸々1冊分も描いたとか相変わらず無茶をしなさる。更におまけページもしっかり描き下ろし8ページずつあるし、明らかに連載より描くペース早いっていう。
本編ありきのらくがきとはいえ、4コマ数本の単発ネタで完結しているらくがきの方が正直ネタに勢いがあって面白い。8巻は本編の補完や後日談が多めで、本編終盤が駆け足だっただけに嬉しい内容。
らくがきは各4コマのタイトルが本編よりはっちゃけてるのも良いところ。社長の気持ち悪さが存分に発揮されている『君の残り香』『僕と君が死んでも残るモノ』『イツモアナタヲミテイマス』辺りがお気に入り。

某ファミレスの制服、みことの衣装作成を請け負う某臨時職員、夢に出てくる貧乳の妖怪…といった分かる人には分かる他作品とのコラボもあったり。貧乳の妖怪は脳内真っピンクすぎる…。
カイ君と会長・星人と朋波はらくがきの補完部分が大きくて本編とはかなり印象が変わる。
カイ君と会長はらくがきのX年後で本領発揮。ガンガン未来ネタ描くようになってからの勢いは凄まじかった。カイ君がダストボックスで得た経験と知識を将来存分に発揮する様が何度も見られるのは、本編時空に囚われず自由が効くらくがきならでは。
本編で勢いでくっつきすぎでは?感のあった星人と朋波の関係についてはらくがきで丁度いい感じに補完されていてなんやかんやお似合いな雰囲気。朋波の大人の余裕と包容力がとても魅力的。
星人が指輪を買う話に出てきたジュエリーを売るお姉さんとか妙な勢いあって好き。CU・モフトバンク・総務・水着・アイスと〇〇のお姉さん毎作のように出てくるなあ。

杯音先生のデート服がとても可愛い。普段のゴスロリからいきなりこんな風に変わったら社長がああなるのも致し方なし。4コマは別にモノクロで問題なかったけどイラストはカラーだと有難みあるね。
ただ7~8巻で表紙・裏表紙・SDキャラ以外の全身イラストはこれだけなのが惜しい。最近デジタルのイラスト熟れてきてるのに単行本に載らないやつ結構あるのが勿体ない。
…というわけで、最近のイラストで気に入ってるもののリンク貼ってみたり。純白の衣装で揃えてるのも良いけど、やっぱり杯音先生と社長のデートが(足踏んでるのも含めて)最高。


そういえば杯音先生の漫画ってお姫様抱っこ・彼シャツ・女体のエロさ云々の描写があるところを見るにあの性格で恋愛モノでも描いてるのだろうか。
カイ父の漫画タイトルが不明だったり、社長に届く手紙の「調子にのるなよ」が6巻おまけページの担当編集の罵倒と同じで同一人物疑惑出たりと漫画家サイドは最後まで地味に気になる点が多い。
主役の神君と日歌里は珍しい〆だったとはいえキャラも展開も弱め、早乙女と勇羽はファンクラブ絡みの方が面白い、梅木とみことは最初からくっついてるようなもの…という感じで色々と物足りなかった。
一方、声優同士以外のペアは展開的に真の主役感あった社長と杯音先生、終盤の展開とらくがきで猛烈に追い上げてきたカイ君と会長・星人と朋波はこれまでの作品ではあまり見ない感じのペアで新鮮味もあり中々楽しめた。

「このクソアニメのおかげで お前が声優事務所を作って 私の甥や後輩 その他もろもろの作品がいい感じになったのなら 私の一度目のアニメ化も 無駄ではなかった」からの「芥田さん アニメお疲れ様でした」は中学からの十数年に渡るこじらせ具合と本編で積み上げてきた展開もあってグッときた。
その後ちょっと杯音先生がデレて社長と手を取り合ってるところが7巻の表紙だよねたぶん。社長も止まっていた時間がやっと動き出して杯音先生のことを大人扱いできるようになったし、その後どんな付き合いしていくのか見てみたかった。
最終話に1話目の「下手糞は嫌だよ 作品に迷惑かけないで」を持ってきて〆る構成も良い。それを言い切った後の杯音先生の満足げというかしっかりやれよというような表情もあってこの人ほんとに報われたなと。
漫画家サイドは軽いノリでガンガン引っ掻き回す元キャバ嬢の円先生や、薄情なようで割と優しい担当編集の箔杖もキャラ立ってたし、何より台詞や小ネタから作者の漫画家やアニメ化を通しての経験活きてる感じがして、これまでの作品で仕事の描写に関しては一番リアリティあったと思う。
逆に声優関連の描写はお察しだったけど、仕事の描写少ない作品とはいえファミレスなり公務員なり漫画家なりの経験がある作品はネタの引き出しの多さとそれを活かす構成が上手いと感じる。
ダストボックスで漫画家キャラ出した上で漫画家メインの新作描くとも思えないし何気に勿体ない。そっち方面は『高津過去の漫画』で十分ってことなんだろうか。

高津過去の漫画 | うろんにらくがき
だいたいうろんなページ

6巻の本編読む前だと7巻表紙がどう見ても事案。8巻表紙は1巻6巻で表紙を飾った2人より、らくがきの出番がメインで8巻で出番も多いX年後のカイ君と会長が見たかった。
内容は前作の『俺の彼女に何かようかい』に引き続き、連載と同時進行で描きまくってたTwitterのらくがき漫画を2冊にまとめたもの。
1冊に収まらないから1年でほぼ丸々1冊分も描いたとか相変わらず無茶をしなさる。更におまけページもしっかり描き下ろし8ページずつあるし、明らかに連載より描くペース早いっていう。
本編ありきのらくがきとはいえ、4コマ数本の単発ネタで完結しているらくがきの方が正直ネタに勢いがあって面白い。8巻は本編の補完や後日談が多めで、本編終盤が駆け足だっただけに嬉しい内容。
らくがきは各4コマのタイトルが本編よりはっちゃけてるのも良いところ。社長の気持ち悪さが存分に発揮されている『君の残り香』『僕と君が死んでも残るモノ』『イツモアナタヲミテイマス』辺りがお気に入り。

某ファミレスの制服、みことの衣装作成を請け負う某臨時職員、夢に出てくる貧乳の妖怪…といった分かる人には分かる他作品とのコラボもあったり。貧乳の妖怪は脳内真っピンクすぎる…。
カイ君と会長・星人と朋波はらくがきの補完部分が大きくて本編とはかなり印象が変わる。
カイ君と会長はらくがきのX年後で本領発揮。ガンガン未来ネタ描くようになってからの勢いは凄まじかった。カイ君がダストボックスで得た経験と知識を将来存分に発揮する様が何度も見られるのは、本編時空に囚われず自由が効くらくがきならでは。
本編で勢いでくっつきすぎでは?感のあった星人と朋波の関係についてはらくがきで丁度いい感じに補完されていてなんやかんやお似合いな雰囲気。朋波の大人の余裕と包容力がとても魅力的。
星人が指輪を買う話に出てきたジュエリーを売るお姉さんとか妙な勢いあって好き。CU・モフトバンク・総務・水着・アイスと〇〇のお姉さん毎作のように出てくるなあ。

杯音先生のデート服がとても可愛い。普段のゴスロリからいきなりこんな風に変わったら社長がああなるのも致し方なし。4コマは別にモノクロで問題なかったけどイラストはカラーだと有難みあるね。
ただ7~8巻で表紙・裏表紙・SDキャラ以外の全身イラストはこれだけなのが惜しい。最近デジタルのイラスト熟れてきてるのに単行本に載らないやつ結構あるのが勿体ない。
…というわけで、最近のイラストで気に入ってるもののリンク貼ってみたり。純白の衣装で揃えてるのも良いけど、やっぱり杯音先生と社長のデートが(足踏んでるのも含めて)最高。

9/4 何かの強迫観念にかられた女 | うろんにらくがき
仕事上がりにたくさんおらくがきしたからお暇なら見てくれよな! ※画像はイメージであり実際の親密度とは関係ない場合がございます

9/9 今日はお休みだ絵 | うろんにらくがき
すまんなおらくがきすると社長が何されても喜んでておもしろいです
そういえば杯音先生の漫画ってお姫様抱っこ・彼シャツ・女体のエロさ云々の描写があるところを見るにあの性格で恋愛モノでも描いてるのだろうか。
カイ父の漫画タイトルが不明だったり、社長に届く手紙の「調子にのるなよ」が6巻おまけページの担当編集の罵倒と同じで同一人物疑惑出たりと漫画家サイドは最後まで地味に気になる点が多い。
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