黄泉のツガイ 2巻 感想

話の進み具合は遅めなもののアクション豊富で見応えある第2巻。大体ユル無双で現代文明から切り離された山の民こわぁ…。

暗闇に紛れてナタ振り回したり弓で狙撃したりと、暗闇限定だとツガイの有無に関わらず勝てるキャラほぼいないんじゃないかってレベルでユルが強い。
敵のツガイに押されてる左右様のサポートから、現代生活で得た知識と自信の強みを活かして一気に形勢逆転まで持っていく状況判断力も流石と言ったところ。
ふと影森邸で使用した矢の本数を数えてみたら、最初は全6本、弓の調整前に盛大に外して残り5本、調整後は3人(左腕2人・尻1人)で残り2本と、あの短時間の調整で3本中3本も急所から外しつつ命中させてるのが恐ろしい。
たぶん現時点でもデラさんに次ぐぐらい素の戦闘力高いっぽいのに、アサが使いこなす「解」と同じく汎用性の塊になるであろう「封」も手に入れたらどうなってしまうのやら。
バール振り回してる綺麗な目をしたハg(ry…もといアキオがシリアルキラー感あって何か怖い。左さんにぶん投げられて壁にヒビ入ってるのに表情も変えず平然としててフィジカルがおかしい。全体像すら見えないツガイも底知れないし何なのこの人…。
犬猫に続き兎亀・狐狸と動物系のツガイが可愛らしい。見た目はあまり可愛げない愛ちゃんは牙折られて涙目になってたり、少し前まで敵だった陰陽ツガイですら動作で愛嬌出してたりと、割とどの子も愛着持てるキャラ付けしてあるなあ。
1巻の雰囲気見るに神格高そうな人型のツガイしか喋れないと思ってたけど兎は普通に喋るのね。小憎たらしい表情で右さん煽ってたから♂だと思ってたら一人称が「あたし」で♀とかあざとい。

今回ずっとパジャマなのに表情やリアクションが大体エドのガブちゃんで笑う。表情乏しそうなガブリエルも目付きや黒いもやもやで割と感情読み取れるのが面白い。
ツガイを家畜扱いされてマジギレしている様子や、1巻の「痛いのは慣れてるから」発言からするに、ユルアサと並ぶような壮絶な過去持ちの予感。ガブリエルとの出会いにも関わってくるのだろうか。
ストーリーは飛行機内で消えた両親、いきなり襲ってきた謎のツガイ使いたち、「解」と「封」の暴走を止める左右様の存在、一度殺されて「解」の力を手に入れたアサ…など2巻の時点でも謎だらけ。
次巻予告を見るに3巻はユルとアサの過去回想がメインっぽいし、話が大きく動くのはもうちょっと先になるのかねえ。
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