オウルナイト 2巻 感想

今作はやたらキャラ立ってる男子多いなと思ってたら、珍しく女子より男子の方がネームドキャラ多いことに気付いた。友人?に飲んだくれのクズ扱いされるとし君は弄る側でも弄られる側でもほんと良いキャラしてるわ。

とし君メイン回の打率の高さよ。いつものノエル・恵夢・英知との絡みも良いんだけど、いきなりろくに面識ない中さんと何やかんやで行動するはめになって困惑してる様がとても愉快。
飲んだくれで口悪くて性格もクズ寄りなのに根は真面目なせいか純真無垢な恵夢・しおらしい中さんが相手だと強く出れなくて押され気味なのよねこの人。
とし君本人はノエルが苦悩してる様を酒の肴に~みたいなこと言ってたけど、読者にとってはとし君が苦悩してる様が酒の肴になっちゃってるとこあって無様だわー。
中さんが初恋相手のことを「優しくて真面目で地味で暗くて話がちょっとつまらなかった」と言うと故人感が出るのは何故だ…。まあ当の本人は整形で顔変えてるからある意味(過去のノエルは)死んだのは間違いないんだけども。
と言うか顔が違うとはいえ目の前の相手がまんま初恋の人なことに気付いて。優しくて~でクレーンゲーム上手い人とかだいぶ限定されません?
新キャラの弁護士の白樺さんは見た目がブタイウラの誰かさんに似てるせいか地味に性格悪くて笑う。「あんまりお姉さん困らせちゃだめだぞ少年」は酷い…。
1巻だと在人はWORKINGの山田兄みたいなウザキャラ枠だと思ってたけど割と弄られ枠っぽい?無意識に弄ってそうな詩衣奈・恵夢はともかく、英知・白樺さんはウブな反応見て楽しんでるでしょ。
動物園デートで英知をやり込められるようになったあいちゃんはちょっぴり成長した感。最後に英知のこと少しだけ褒めてたし、一応関係も少しだけ進展したかな。
英知は正論で叩きのめされたり喧嘩で動揺したりするといつもの元気はどこへやらってぐらいボロボロになるから案外繊細なんだなって思ったり。「褒めてくれる人としか仲良くしない」は過去の経験からきてる発言な気がする。

Y字バランスには特に触れず淡々と会話続けてるのがシュール。男でそれやれるのかとか、コマはみ出してるぞとか、下着からアレはみ出さない?とか、そもそもどういう流れでやったんだとかツッコミどころしかない。
本編約140ページ・Twitter漫画約50ページ・おまけ6ページと、ワイド4コマになって減ったネタの本数をページ数で補っててやたら分厚い。同日に買った約170ページの別作品が薄く感じる始末。
Twitter漫画は連載と別にブログやTwitterに載せてる単発ネタで、前作・前々作だと最終巻と同時に2冊出してまとめて載せてたから、毎巻収録だと時系列気にせず読めてありがたい。
ただTwitter漫画から過去作とのクロスオーバーが全部抜けてるのは惜しい。今後もそういうネタありそうだし最終巻のお楽しみとして取っておくつもりだろうか。
カバー下はまさかの1巻で流した話の続き。割と分かりやすい例えなのが生々しい…。でもこれいくら単行本のカバー下とはいえ少年誌の漫画でやる話じゃないって!

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