鋼の錬金術師 20th ANNIVERSARY BOOK 感想

クロニクルでも未収録のガイドブック・劇場アニメ・ゲーム・実写映画などで描き下ろされた外伝漫画の詰め合わせ。新規収録は小説ぐらいなので既に色々揃えている人には寂しい内容かも。
◆書籍の錬金術師
▼盲目の錬金術師
最初の作者コメントに思いっきりネタバレ載ってるので未読の人はとりあえずスルー推奨。ある名家のお抱え錬金術師が人体錬成を成功させた…という噂を聞きつけ屋敷を訪れる話。
内容は『盲目の錬金術師』と『人体錬成で蘇った女の子』が出てきた時点で察したけど本当に救いがない…。ジュドウが気付かないまま生涯を終えれば問題ないとはいえいつかバレるよなあ多分。
人体錬成で作ったものって大体人の形をしてなくてすぐ死んでたけど、一応人の形をしていて3年も維持しているという点で見れば、一番完成度が高い部類に入るのではなかろうか。
▼師匠物語
冬のブリッグズ山で修行する師匠(18歳)の話。
『盲目の錬金術師』が重い内容だったのとは対象的に猛烈なギャグ回。見た目も中身も大して変わってない師匠とオチが酷すぎて笑う。エドとアルにやらせた修行がこれだと考えると尚更酷い。

修行と関係なくいきなり戦闘力MAXの師匠も大概。ブリッグズ兵ぐらいならまだしも、狼やらトナカイやら熊やらを素手で倒すとか化け物か。
エドとアルが単行本1巻近くかけて辿り着いた「一は全 全は一」にたった10数ページという短い尺で辿り着くスピード感が素晴らしい。
▼長い夜
生身の身体を失って感覚も眠ることもない身体で1人長い夜を過ごすアルの話。
あらすじからしてシリアス一辺倒かと思いきや、みんなのおかげで最後の最後に「嬉しいんだよ」の一言が出るアルは人間できてるなあ…。
あと生身の身体なくて匂いもしないのに、落ち込んでるアルの傍にそっと寄り添ってくれるデンがとても可愛い。
▼おまけマンガ集
各種媒体に収録された4コマや1発ネタ漫画。
『鋼名作劇場』の美女と野獣・筋デレラ・金の斧、『もしもトイレで会ってしまったら』、「もしも鋼の錬金術師がラブコメだったら」辺りがお気に入り。
ラブコメはあのぶっ飛んだ内容で実話っぽいのが恐ろしい。というかシグさんって師匠より1つ年上なだけなのか。
◆アニメ・ゲームの錬金術師
単行本に収録済みのものがあったり、そもそも導入部分だけでアニメ見たりゲームやったりしてないと物足りなくて特に言うことは無いかな。
▼第44.5話 束の間
▼嘆きの丘の聖なる星 パンフレット特別編
▼PS2 翔べない天使
▼PS2 赤きエリクシルの悪魔
▼PS2 神を継ぐ少女
▼Wii 暁の王子/黄昏の少女
◆スペシャルコンテンツ
▼旅の始まり
実写映画の入場特典小冊子。エドが国家錬金術師の試験に合格した日の話。
イシュヴァールで大活躍だったのにスカーにあっさり殺られたグラン准将は酒癖の悪さを見るにまあ殺られるわなと。
国家錬金術師の人格云々で出てきた「爆弾狂」はキンブリーとして、「イシュヴァール人とみなすと絶対殺すじいさん」ってコマンチじいさん?明らかに殺しに来てたスカー以外でも誰彼構わず殺しにかかるのはヤバいって。

試験不合格で落ち込んでるタッカーに奥さんの「なんでも言ってね!力になるから!」は壮絶な死亡フラグすぎる…。最終ページのタッカーの眼力の強さがマジで怖い。
▼小説 戦士の帰還
作者コメントなどを除くとこの本で完全書き下ろしなのはこの小説ぐらい。雑貨店の店番をしながら過ごすハボックと、シンに渡ってから帰還するまでのロス少尉の話。
「約束の日」に向けて2人がどういう準備をしてきたのかが補完されていて短いながらも中々読み応えがあった。そういえば2人とも少尉でそこ繋げてたのかと最後の最後に触れてて気付いたり。
イラストの黒髪ロングのロス少尉がとても美人。そんなハサミで乱雑に切るとか勿体ない。
▼盲目の錬金術師
最初の作者コメントに思いっきりネタバレ載ってるので未読の人はとりあえずスルー推奨。ある名家のお抱え錬金術師が人体錬成を成功させた…という噂を聞きつけ屋敷を訪れる話。
内容は『盲目の錬金術師』と『人体錬成で蘇った女の子』が出てきた時点で察したけど本当に救いがない…。ジュドウが気付かないまま生涯を終えれば問題ないとはいえいつかバレるよなあ多分。
人体錬成で作ったものって大体人の形をしてなくてすぐ死んでたけど、一応人の形をしていて3年も維持しているという点で見れば、一番完成度が高い部類に入るのではなかろうか。
▼師匠物語
冬のブリッグズ山で修行する師匠(18歳)の話。
『盲目の錬金術師』が重い内容だったのとは対象的に猛烈なギャグ回。見た目も中身も大して変わってない師匠とオチが酷すぎて笑う。エドとアルにやらせた修行がこれだと考えると尚更酷い。

修行と関係なくいきなり戦闘力MAXの師匠も大概。ブリッグズ兵ぐらいならまだしも、狼やらトナカイやら熊やらを素手で倒すとか化け物か。
エドとアルが単行本1巻近くかけて辿り着いた「一は全 全は一」にたった10数ページという短い尺で辿り着くスピード感が素晴らしい。
▼長い夜
生身の身体を失って感覚も眠ることもない身体で1人長い夜を過ごすアルの話。
あらすじからしてシリアス一辺倒かと思いきや、みんなのおかげで最後の最後に「嬉しいんだよ」の一言が出るアルは人間できてるなあ…。
あと生身の身体なくて匂いもしないのに、落ち込んでるアルの傍にそっと寄り添ってくれるデンがとても可愛い。
▼おまけマンガ集
各種媒体に収録された4コマや1発ネタ漫画。
『鋼名作劇場』の美女と野獣・筋デレラ・金の斧、『もしもトイレで会ってしまったら』、「もしも鋼の錬金術師がラブコメだったら」辺りがお気に入り。
ラブコメはあのぶっ飛んだ内容で実話っぽいのが恐ろしい。というかシグさんって師匠より1つ年上なだけなのか。
◆アニメ・ゲームの錬金術師
単行本に収録済みのものがあったり、そもそも導入部分だけでアニメ見たりゲームやったりしてないと物足りなくて特に言うことは無いかな。
▼第44.5話 束の間
▼嘆きの丘の聖なる星 パンフレット特別編
▼PS2 翔べない天使
▼PS2 赤きエリクシルの悪魔
▼PS2 神を継ぐ少女
▼Wii 暁の王子/黄昏の少女
◆スペシャルコンテンツ
▼旅の始まり
実写映画の入場特典小冊子。エドが国家錬金術師の試験に合格した日の話。
イシュヴァールで大活躍だったのにスカーにあっさり殺られたグラン准将は酒癖の悪さを見るにまあ殺られるわなと。
国家錬金術師の人格云々で出てきた「爆弾狂」はキンブリーとして、「イシュヴァール人とみなすと絶対殺すじいさん」ってコマンチじいさん?明らかに殺しに来てたスカー以外でも誰彼構わず殺しにかかるのはヤバいって。

試験不合格で落ち込んでるタッカーに奥さんの「なんでも言ってね!力になるから!」は壮絶な死亡フラグすぎる…。最終ページのタッカーの眼力の強さがマジで怖い。
▼小説 戦士の帰還
作者コメントなどを除くとこの本で完全書き下ろしなのはこの小説ぐらい。雑貨店の店番をしながら過ごすハボックと、シンに渡ってから帰還するまでのロス少尉の話。
「約束の日」に向けて2人がどういう準備をしてきたのかが補完されていて短いながらも中々読み応えがあった。そういえば2人とも少尉でそこ繋げてたのかと最後の最後に触れてて気付いたり。
イラストの黒髪ロングのロス少尉がとても美人。そんなハサミで乱雑に切るとか勿体ない。
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